エンドフェッドアンテナの製作

[公開:any]

[電子工作/アマチュア無線]
[FT-817ND,アンテナ,GigaSt]

origin 2012-11-09


 FT-817ND付属のホイップアンテナやベランダに出したホイップタイプのロッドアンテナでは、HF帯がまったく受信できないのでベランダに張れるワイヤーアンテナを作ります。ダイポールアンテナでも良いのですが、移動運用などを考えると、HF帯の複数のバンドに対応できるものが便利です。その昔、移動運用で使っていたツェップタイプアンテナを作ってみることにしました。ツェップアンテナは、給電点が端にあるのでダイポールよりも簡単に張ることができます。(ダイポールは、基本は3点支持となりますが、ツェップアンテナは2点支持で固定できます。)

 インターネットでいろいろと調べるとツェップタイプアンテナは、俗称で正式にはエンドフェッドアンテナ(End-fed ・・・終端給電のことですね)ということがわかりました。エンドフェッドアンテナについては、AA5TBさんのサイトに詳しく解説があります。いろいろなエンドフェッドアンテナが紹介されていますが、7MHzから18MHzに対応したQRP mini EFHW カップラーを作りました。

 使用材料は、ケース(タカチSW-65)、BNCコネクタ、AM用ポリバリコン(2連ポリバリコン)、陸軍端子、トロイダルコア(T50-2)となります。手持ちの部品が多いですが、金額は800円程度でしょう。


 AA5TBさんのサイトでは、トロイダルコアに巻く線材は24AWGを指定しています。手持ちの24AWGは、被服があって太めなので28ターンも巻くことができません。とりあえず28AWGで巻いてみましたが、最大で20回程度までしか巻けませんでした。
 その他、KQE0.32等を試しましたが無理でした。結局、UEW0.4φを使用しました。細い線なので耐電力は小さいですが、同調回路にポリバリコンを使用している時点で数Wまでしか対応できません。あくまでQRP用のアンテナということです。


 サイトにある回路図を参考に同じように接続しました。スーパーラジオ用の2連ポリバリコンは端子が3つありますが、同調回路用の容量の大きいほうに接続します。(LCメーターでの実測は6pF〜160pF) 
 ダイヤル文字は、AM中波放送用ですが、MHz単位の周波数に置き換えてみればよいでしょう。


 GigaStとリターンロスブリッジを使って、リターンロスを測定しました。アンテナエレメント側のインピーダンスは5kΩなのでアンテナ代わりに4.7kΩの抵抗を接続します。


 ポリバリコンをまわして同調可能なもっとも低い周波数が6.25MHz、もっとも高い周波数が、22.3MHzとなりました。アマチュア無線の7MHz〜21MHzの5バンドに対応できそうです。


 スパンを狭くして7MHzと21MHzを確認しました。低い周波数では同調範囲がシャープです。逆に高い周波数では比較的広い同調範囲となっています。いずれもバンド内のリターンロスが-15dB以上あるのでSWRは1.5以下となります。

リターンロスの計算が間違っていました。



 室内で5m程度のワイヤーを接続してリターンロスを確認しながら21MHzに同調させるとリターンロスが-10dBとなりました。SWRは2程度です。


 FT-817NDに接続して実際に受信してみるとポリバリコンを回すとノイズや受信音や大きく変化します。おそらくもっとも大きく聞こえるところで同調が取れると思います。実際にベランダに出してると7MHzで国内のQSOが聞こえるようになりました。免許がおりたら実際のSWRを計測してみます。


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