スペアナ・アダプターGigaSt v5

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origin 2009-02-11


 高周波関係の工作を始めると、やっぱりほしくなるのが「スペアナ」です。でも、安くなったとはいえ、新品なら車が買える値段でしょう。(昔みたいに国産高級車ではなく、軽自動車クラスで買えるようですが・・・・・)
 オークションで中古の安いのを見かけますが、それでもトラッキングジェネレータ付きのものは、20万円以上と気軽に手が出せるものではありません。
 そこで、以前から目をつけていた、簡易スペアナ・アダプターの「GigaSt」(ギガサイト)をこちらのサイトから申し込んで手に入れました。このサイトでは、数ヶ月ごとに販売受付を行っているようです。前回の受付時に、どうしようか迷っているうちにわずか数日で受付終了したので、今回は受付開始と同時にメールを送って申し込んでみました。

 申し込み順位が早かったので、1週間程度で届きました。申し込みが遅かった方は、手に入れるまでに数ヶ月待つことになるようです。箱が思っていたよりも小さいのでちょっと驚きました。・・で、当然中身もコンパクトです。

GigaSt v5の小さな小包GigaSt v5の構成

 とりあえず、動作確認するために、USB-シリアルアダプタと本体を接続して、適当にブレッドボードに発振回路を作って波形を観測してみました。(すごい高調波・・・^^;)

GigaSt v5テストGigaStテストスペクトル

 信号発生器から100MHzと1GHzの信号を-30dBmで入力してみました。思っていたよりレベル軸の値が正確なので安心しました。

GigaSt100MHz入力テストGigaSt1GHz入力テスト

 GigaStは、USBバスパワーで動作するように作られていますが、私の個人的な環境では、USB充電器やUSB扇風機(笑)を使用するのでUSBの電源容量不足が発生しそうです。外付けでセルフパワーUSBハブを用意する手もありますが、GigaStをUSBセルフパワーに改造することにしました。USBバスの電源とセルフパワー用電源がバッティングしないように、GigaStのUSB−シリアルアダプターでパターンカットしました。

Gigast v5外部電源仕様GigaSt v5USB部パターンカット

 ケースは、タカチのYM-250を使用しました。セルフパワー用電源を内蔵してもかなりの余裕があります。なお、NF測定用のノイズジェネレータは、別の小型ケースに入れる予定です。GigaStの標準コネクタはSMAコネクタとなっています。SMAコネクタは、頻繁な付け外しに弱いと聞きます。私の利用では、1GHz以下なのでBNCコネクタで十分です。とりあえずはSMA-BNC変換コネクタをつけて利用しますが、ケース固定用の変換コネクタが入手できれば、ケース内の配置を換えてBNCコネクタに変更しようと思います。

GigaSt v5ケース

 その昔、HPのスペアナの入力アッテネータを焼いてしまって、修理代にびっくりした苦い記憶があります。使用目的からして、過大入力を扱う可能性は低いですが、とりあえず10mW程度は、扱えるように簡単な10dBのアッテネータを作っておきます。TGモードで特性を見ると・・・・なんか、変な共振があるようですが、絶対値を読み取ることをしなければ、まあいいでしょう。

10dBアッテネータ10dBアッテネータ高周波特性

 以前作ったMAX038オシレータとスタックしてみました。

GigaSt v5ケース前面

 GigaStを利用する多くの方が公開しているお決まりのTVアンテナ接続です。我が家はケーブルテレビなので、たくさんの信号がありました。こういった信号を見るには広帯域プリアンプが必要ですね。

GigaSt v5テレビ信号スペクトル解析

 RBWが最低でも15KHzと広いので、発振回路の近接スプリアスの測定は出来ませんが、高調波を確認するには十分です。また、TGがあるのでインピーダンスブリッジをつかってアンテナの調整やフィルタの特性を見るのに役立ちそうです。
 最後に、このすばらしいGigaStを個人で製作・販売されている方に感謝したいと思います。


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