{{publish any}} !header ラジコン用バッテリー放電器 !body [先日の雑記|https://www.henteko.org/fswiki/wiki.cgi?page=%BB%A8%B5%AD%2F2007%2D11%2D1]で安定化電源のテストのための電子負荷装置をどうするか(作るか)で悩んでいたのですが、ラジコン用のバッテリー放電器があったのを思い出しました。 最近は、ラジコン用充電器に放電器が組み込まれているので、単体の放電器はお蔵入りしていました。 {{image DSC00960.jpg,,,size:50%}} これは、京商製のデジタルパワーコンディショナーという放電器で1〜8セルのラジコン用バッテリーを1〜30Aの定電流放電を行い、放電時間からバッテリー容量を表示したり、平均放電電圧を表示して、バッテリーの状態(コンディション)を確認したりする機能を持っています。 つまり、1.2〜9.6Vまでの電源で1〜30Aまでの電子負荷として使うことができます。電圧範囲は、チョット中途半端で電流は大きすぎますが。 ! どんな仕組みだろう?・・と中を見てみると、固定されていない小さなプラステックの黒い箱があります。 中身を見てみると、電源回路????? {{image DSC00961.jpg,,,size:50%}} なんとなく思い出しました。これって、もともとは006P電池専用だったのですが、電池の減りがあまりにも早いので、外部電源で動くように改造したものでした。10年近く前のこのなのですっかり忘れています。 逆接続防止のブリッジと3端子レギュレータで9Vに安定化して、いざというときは、乾電池が使えるように006P用電池コネクタで接続してあるようです。 ! とりあえず、テストで動作させてみると、問題なく使えます。 ただ、恐ろしいことに気がつきました。 {{image DSC00963.jpg,,,size:50%}} これは、5Vの電源を負荷として接続した状態ですが、放電器の電源を入れるだけで、100mA近くも電流が流れています。つまり、バッテリーを接続するだけでかなりの電流が流れるということです。 古い機械なので故障している可能性もありますが、もし、これが正常ということならば、放電完了後にバッテリーをはずさずに放置するとバッテリーにダメージを与えかねません。 ・・・・とここまで考えて、仕様とおり006P電池を使えば、バッテリーにダメージを与える前に電池切れになると気がつきました。 やっぱり改造は良くないのかな。