20dBカップラーの製作

[公開:any]

[電子工作/測定器]
[APB-3,GigaSt]

origin 2013-04-20


 アマチュア無線の送信機出力のスペクトラムをAPB-3GigaStで測定するために必要な20dBカップラーを作りました。
 自作するのはQRPなトランシーバーなので最大でも出力1W程度ですが、それでも30dBmとなります。スペアナで直接扱うには危険なパワーです。アッテネーターで減衰できれば良いのですが、自作アッテネーターの耐電力を超える可能性もあります。カップラーのカップリングロスで-20dBできれば、後は自作のアッテネーター扱える電力となります。
 書籍「定本トロイダル・コア活用百科」を参考に作成しました。書籍では、トロイダルコアにFT-50-72を使用するように記載されていますが、現在、入手できるのは#77材になります。よって、FT-50-77を使用してKQE0.32φを10ターンとして、同軸ケーブル(1.5D-2V)を中に通して作成しました。

20dBカップラー

 入出力に方向性はありません。出力側にダミーロードを接続して結合出力から-20dBの信号を取り出します。1W(30dBm)を測定する場合は、それでも+10dBmの電力があるので、安全のため20dBのアッテネーターも併用することにします。


 APB-3で40MHzまで測定してみました。10MHzで-20.5dB、30MHzで-20.8dBとやや多目のカップリングロスとなりますが、この範囲内では誤差1dB以下と十分にフラットな特性が得られました。

APB-3で測定した20dBカップラー

 GigaStで200MHzまで測定してみました。100MHzで-21dBとなりました。200MHzまではゆっくりとカップリングロスが増えていきます。200MHz以上は、カップリングロスが大きく変動するところがあるので、使用は200MHzまでとします。

GigaStで測定した20dBカップラー


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