{{publish any}} {{category 電子工作/AVR}} {{tag AVR,WinAVR,AVRstudio,AVRISPmk2}} >>origin 2007-10-02 >>fix 2008-06-08 ---- AVR開発環境は、Ateml社純正の統合環境であるAVRStudioを使うのが一般的だと思います。これにフリーで使えるCコンパイラのWINAVRを組み合わせれば、すべて無料で用意することができます。 開発環境の構築は、AVRStudioをインストールしてからWINAVRをインストールします。ソフトウェアのインストールが終わったらAVRライターを接続して開発環境が正常に動作するか確認します。 !!AVR Studioのインストール AVR用の開発ツールは本家ATMEL社で用意されている[AVR Studio |http://www.atmel.com/dyn/products/tools_card.asp?tool_id=2725]をダウンロードしてインストールします。ダウンロードするにはメールアドレスの登録が必要です。最新版とそれに対応したサービスパックも同時にダウンロードするとよいでしょう。 AVR Studioは、バージョン番号とビルド番号で管理されているようです。新しい機能追加はそれほど重要ではありません。しかし、バグフィックスは、重要な場合があります。とくに、開発で何日もはまってしまった原因がツールのバグだったことがたまにあります。ということでリリースノートなんかのバグフィックス情報には注意が必要です。 2007年9月現在の最新版は、AVR Studio4.13(Build528)となっています。 {{image avr_studio_banner.PNG}} ---- 2008-06-07追記 PCの環境を新しくしたので、開発環境も最新のものにします。とはいっても、開発環境は「新しいほど良い」ということはなく、ある程度、使い込まれてバグの枯れたものがいいと聞きますが・・・ とりあえず、[AVRWiki|http://avrwiki.jpn.ph/wiki.cgi]で紹介されている最新版のAVRStudio4 4.14(build586)をダウンロードしてインストールします。 セットアッププログラムを起動したら特に迷うことなく進めます。 インストールの途中で、Atmel純正のUSB接続のライター等のためのドライバーのインストール可否を求められます。私の使用するAVRライターのAVRISPmk2もこのUSBドライバが必要となります。 {{image avrstudio_4.PNG,,alt:AVRStudioインストール}} インストールが完了したらAVRライターのAVRISPmk2をPCにUSB接続してみます。デバイスマネージャーを確認すると正常に認識されています。 {{image avrispmk2_driver.PNG,,alt:AVRISPmk2のデバイス認識}} !!WinAVRのインストール AVR Studioにはアセンブラの開発環境は標準で組み込まれていますが、Cコンパイラは別途インストールする必要があります。 Cコンパイラは[WinAVR|http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=68108]というパッケージで配布されています。WinAVRをインストールすることにより、CコンパイラのgccやWindows上に作るUNIXライク環境のcygwinなどが使えるようになります。 インストールされたフォルダを見てみればわかりますが、GNUのツール群もインストールされるので、コマンドプロンプトを開いて"sed"や"grep"などの強力なツールも利用できます。 わたしは、"awk(gawk)"が使えるだけでもありがたいです。 なお、WinAVRをインストールすれば、通常はAVR StudioからAVR GCCを利用することになります。 ---- 2008-06-07追記 WINAVRのインストーラーは、多国言語に対応しているので日本語も選択できます。 {{image winavr_1.PNG,,alt:WINAVRの言語選択}} インストールの途中で、コンポーネントのオプション選択があります。一番下のInstall Programmers Notepadは、AVRStudio4の統合環境で利用する場合は、不要なのでチェックをはずします。 {{image winavr_5.PNG,,alt:WINAVRの言語選択}} AVRStudio4を起動して新規にプロジェクトを開始すると、開発言語としてC言語のAVRgcc(WINAVR)を選択することができます。 {{image winavr_8.PNG,,alt:プロジェクトの言語選択}} !!AVRISPmk2の接続 AVRISPmk2を接続して、AVRStudio4からAVRライターの接続を選択します。 {{image avrstudio_10.PNG,,alt:AVRプログラマの接続}} AVRISPmk2のファームウェアが古い場合は、以下のメッセージが出てファームウェアのアップデートを求められます。 {{image avrispmk2_1.PNG,,alt:AVRプログラマのファームウェアアップデート1}} アップデートを実行します。 {{image avrispmk2_2.PNG,,alt:AVRプログラマのファームウェアアップデート2}}{{image avrispmk2_3.PNG,,alt:AVRプログラマのファームウェアアップデート3}} 完了しました。 {{image avrispmk2_4.PNG,,alt:AVRプログラマのファームウェアアップデート4}}