{{publish any}} {{category 電子工作/その他}} >>>origin 2008-07-01 ---- 最近の電子工作でトランジスタを使うのは、PICやAVRなどのマイコンの入出力インターフェースぐらいですね。マイコンの出力に使う場合も、消費電力の大きなものをドライブするときは、MOS-FETを使用するので、トランジスタを使用するのはLEDのドライブとかリレードライブ程度です。 だから手持ちのトランジスタは、メジャーな2SC1815と2SA1015だけです。これ以外にも2種類ほどありますが、いずれもスイッチングで使用している低周波増幅用のものです。 ラジオの製作その5(4石スーパー)で、スーパーヘテロダインのラジオをスクラッチで作ろうとすると、周波数変換や中間周波数増幅などで高周波対応のトランジスタが必要となります。2SC1815でも作れないことは無いのですが、手持ちのGRランクではhfeが200以上あるので、多段化したときに異常発振させないように使うのは技術力の無い自分には結構大変です。 この先、6石スーパーも作りたいので、この際、高周波対応のトランジスタを調達しようと物置からトランジスタ規格表を探してきました。 {{image DSC02035.jpg,,alt:トランジスタ規格表,size:49%}} 一番新しいもので1990年のものになります。18年前ですね。 トランジスタ互換表も1990年のものが見つかりました。それ以外は、1988年のトランジスタ規格表があるだけでした。 2冊を見てみると、1988年のものは、その時点までに生産されたすべてのトランジスタが記載されていますが、1990年のは、その時点で販売中のトランジスタのみが記載されるようになっています。また、1990年からはデジタルトランジスタが記載されるようになっています。 おそらくこの2冊を残しておいたのはこんな理由があったと思います。←自分のことだけど覚えていない。^^; で、・・古い規格表ですが、おそらくこれで十分だと思います。特にここ10年ぐらいはあまりトランジスタのラインナップは増えていないと思います。最も種類の多いNPNの高周波トランジスタの2SCシリーズが1990年時点で2SC4691まで記載されています。 2008年現在、2SCシリーズの番号がいくつまでいっているかわかりませんが、18年前と比べて、極端に性能がアップしたトランジスタは無いと思われます。また、大きな番号のトランジスタは手に入れることが難しく一般的ではないと思います。 ということで、この規格表、まだまだ使えそうです。 いまも発売されているのかな?・・・とインターネットで検索すると、「[2008/2009 最新 トランジスタ規格表&互換表|http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/44/44621.htm]」が出版されてます。値段は2500円以上です。ちなみに1990年のは、規格表と互換表それぞれが1000円の定価となっているので、合計すると2000円。あまり変わらないですね。 ついでにこんなサイトを見つけました。 「[トランジスタの規格表|http://www.minor-audio.com/data/data_tr.html]」を電子化して掲載しているサイトです。便利なサイトです。これで十分ですね。