最終更新時間:2007年10月25日 14時38分50秒
[電子工作/グッズ]
いろんな電子回路を手軽にテストできるブレットボードは、ヒジョーに便利です。私が使っているのは秋月電子で購入したものですが、そのときにブレットボード用のジャンパーセットも同時購入して使用しています。でも、これって長い配線の場合、単線がかたくて使いづらい時があります。
そこで、より線をつかってジャンパーコードを自作しています。
材料は、AWG28かAWG26程度の電線(要はフツーの細めの電線)とスズめっき線(0.5mmがちょうど良いようです。)と熱収縮チューブ。電線は、色数を増やしたほうが使いやすいと思います。
スズめっき線は、使っているうちにスズがはがれてしまうので、もっと適当なものがあるかもしれませんが、ある程度、固い材質でないと、曲がってしまってブレットボードに挿しにくいものになります。
スズめっき線の半田付け部分は、8mm程度を2〜3回折り返しして、熱収縮チューブのフィット感を高めると同時に、指でつまみやすく作ると良いでしょう。
PICやAVRなどのワンチップマイコンを使った回路をブレットボードでテストするときに、ポートのステータスを見るためにLEDを使うことがあります。でも、LEDを直接ドライブするには、数mAの電流を消費するし、抵抗も必要となります。できれば、テスターで電圧を測るように回路に影響を少なくしてステータスを確認したいときがあります。
そんな時のために、専用のステータスLEDユニットを作成してあります。
接続した回路に極力影響を与えないように、トランジスタを使って高い入力インピーダンスとなるように作ってあります。LEDに流れる電流は、ブレットボードの電源ラインから直接とるため、超高輝度LEDも余裕でドライブできます。(笑:ステータス見るには無意味だけどね)
これもPICやAVRなどのワンチップマイコンと接続するためのユニットです。秋月電子で安く買えるキャラクタ液晶ユニット(16文字2行のSC1602BSとか20文字4行のSC2004CS)をブレットボードに簡単に接続するユニットです。このタイプの液晶は、基板に7X2列のヘッダピンで接続できるようなパターンとなっていますが、このままではブレットボードには使えません。メスのヘッダコネクタつけてジャンパーコードで毎回つなぐのもメンドーです。
ということで、作ったのが、コレ。
液晶の取り付けは、ヘッダコネクタを使用しているため、16文字2行タイプや20文字4行タイプなど、必要に応じて交換することができます。
また、液晶のコントラスト調整ボリュウムも搭載して、ジャンパーピンで2種類のVDDピンに対応できるようになっています。(VDDとVSSが入れ違いのタイプがあるため)
裏面を見るとブレットボードに直接挿すようにシングルのヘッダーピンが出ています。本当は、両面基板でつくると簡単なのですが、手持ちの関係で片面基板となっています。
また、ピンの数を見ればわかると思いますが、4ビット接続専用となっています。
(2008-03-14追記)
複雑な回路(たいして複雑ではないですが・・・・^^;)をブレットボードでテストすると上のLCDユニットでは、それなりに場所をとるので、使いにくい場合もあります。
で、新しいLCDユニットを作ってみました。
前のバージョンと同じ構成で16文字2行のSC1602Bと20文字4行のSC2004Cの2種類のLCDに対応しています。
ブレットボードとの接続は、ワイヤー接続となり接続の自由度が増しました。ワイヤーは、VDD、VSS、RS、E、D4〜D7の8本となっています。